遺品整理って何をするの? ご家…
費用はどれくらい?一軒家の遺品整理にかかる費用と安く抑えるコツとは


費用を安く抑えるコツが知りたい
遺品整理業者にお願いするにはどうしたらいいの?
遺品整理業者にお願いするメリット・デメリットが知りたい
その疑問に全てお答えします!!
大切な家族や親族が亡くなった時、残された遺族だけで遺品整理をしなくてはいけないことになります。
ですが、片付けるものが多かったり、気持ちの整理がつかないまま遺品整理をするのは、想像以上に大変なものです。
そんな時に利用すると便利なのが遺品整理業者ですが、気になるのはその作業内容や費用ですよね。
利用した経験がなければ、どんなことをしてくれるのか、どれくらいの料金で作業を請け負ってくれるのか、とても気になるところでしょう。
そんな一軒家の遺品整理にかかる費用の相場について、これから詳しく解説していきます。
そもそも遺品整理とは?
大変な作業量
遺品整理とは、読んで字の如く、亡くなった人が遺したものを整理することです。
ほとんどの場合において、遺族や親族が故人の遺品を整理することになります。
ですが、たとえ故人が一人暮らしであったとしても、整理する荷物の量が多ければ多いほど、その作業はとても困難です。
特に一軒家での生活だったとなれば、遺品の量は必然的に増え、作業はさらに大変なものとなります。
賃貸であれば、急いで片付けて不動産屋に引き渡さなければいけないという、時間的な制圧もかかり、とても大変です。
気持ちの整理
故人の遺品整理を遺族が行うと、精神的な負担も大きくなります。
自分にとって近しい親族であればあるほど、心の整理がつかないまま作業を強いられることになるからです。
思い出の品や、貴重品の分別など、丁寧に作業したいと思えば思うほど時間や手間暇がかかってしまいます。
辛い心情と向き合わないといけなくなり、なかなか作業が思うように進まない可能性も高くなるのです。
遺品整理業者に依頼するとは
遺品整理業者とは
そんな大変な遺品の整理を、代行してくれるのが「遺品整理業者」です。
高齢化社会の中で、核家族化が急激に進んだことに併せ、孤独死が社会問題となりました。
そんな頃から注目を集めるようになったのが、遺品整理業者です。
時間的余裕がない人や、心の整理がつかない人に代わり、故人の遺品を効率よく片付けるサービスとして、需要が急激に高まっていきました。
日本においては、10年後にはさらに高齢化社会が進み、2人に1人は孤独死をしてしまう可能性があるというデータも出ているほどです。
こんな現代社会を反映するかのように、社会に遺品整理業者が増え、そのサービスを利用する人も急増しています。
有資格業者
遺品整理業者と一言で言っても、そのサービス内容は業者によって様々ですが、きちんとした資格を有して業務を行っている業者もたくさんあります。
遺品整理士認定協会においては、遺品整理に関する講座を開講し、「遺品整理士」という認定試験を実施しています。
この資格を持った人間が、遺品にまつわる専門的な知識を生かしながら、効率よく片付けをしてくれるのです。
プラスアルファのサービス
同じ遺品整理業者でも、そのサービス内容は多岐にわたります。
遺品の整理だけを専門的に行う業者もあれば、そこからさらに清掃業務、不用品の処分や廃棄まで行う業者もあります。
清掃業務は清掃業務でも、ご遺体が残されたあとの部屋を片付ける「特殊清掃」を請け負う業者まであり、実に様々です。
遺品整理業者を選ぶ際には、このような付加価値的なサービスの内容も、参考にして選ぶことができます。
遺品整理業者に頼むメリットとデメリット
遺品業者に頼むメリット
では、遺品整理業者に依頼するとどんなメリットがあるでしょうか。
1.時間がかからない
遺品整理業者に依頼する大きなメリットの1つが、時間をかけずに遺品を片付けられることです。
整理や清掃といった一連の作業を、慣れたプロが効率よく片付けていくため、短時間でスムーズに片づけを終わらせることができます。
また、不要となった遺品の廃棄や処分まで請け負ってくれる業者だと、ゴミの片付けについて心配する必要もなく、安心です。
2.精神的負担の軽減
故人のことを思い出しながら遺品を整理することは、想像以上に辛いものです。
そんな気持ちに阻まれ、作業が思うように進まないこともあります。
遺品整理業者に依頼すれば、このような辛い気持ちと向き合いながら作業する必要がなくなり、精神的負担を軽減させることが可能です。
3.遺品の買取り
不要となった遺品を、買取してくれる遺品整理業者もあります。
処分するだけではなく、買取までしてくれる業者を選ぶと、さらに遺品を効率よく片付けることができ、とても便利です。
故人のものをお金に換えることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
ですが、使えるものを処分してしまうよりは、また別の誰かに使ってもらえるというエコ的な考え方をする人の方が増えています。
遺品業者に頼むデメリット
遺品整理業者に依頼することのデメリットは、やはり費用が発生するということにつきます。
扱う荷物の量によって、その料金は高くなるものです。
一軒家ともなれば、部屋の数が増えるため、費用は高めになることを覚悟しておく必要があります。
一軒家にかかる遺品整理の費用
価格設定の方法
遺品整理にかかる費用の目安や料金設定の方法は、業者によって違いがあります。
基本的には部屋の広さや間取り、作業にあたるスタッフの人数などで算出されることがほとんどです。
扱う荷物の量や、サービスを受ける日取りによって追加料金が発生したり、オプション的なサービスによって、料金は変動します。
そのほか、トラックの横づけが可能かどうかなどの住宅環境によっても、料金が変わる可能性もあるため、確認が必要です。
費用の相場
かかる費用の価格設定は、業者によって違いがありますが、一般的な相場は下記のようになっています。
1LDK・・・¥70,000〜¥120,000
2LDK・・・¥120,000〜¥300,000
3LDK・・・¥180,000〜¥500,000
4LDK以上・・・¥250,000〜¥600,000
一軒家の場合
当然ながら部屋の数が増えれば増えるほど、作業にあたるスタッフの人数も増え、作業量も多くなります。
それに併せて料金も高くなっていきますが、一軒家ならほとんどの場合において、部屋の数は2LDK以上となります。
そのため、最低でも¥10,000〜¥120,000以上は費用がかかるものです。
扱う遺品の量によっても、費用が増額していくことを認識しておく必要があります。
費用を安く抑えるコツとは?
事前の片付け
遺品整理にかかる費用を少しでも安く抑えるには、いくつかのポイントがあります。
その中の1つが、事前の片付けです。
遺品整理業者に依頼する前に、多少なりとも自分自身で片付けをしておきます。
業者が扱う荷物の量を減らすことができれば、費用も抑えることができるからです。
とはいえ、大きな家財道具やリサイクルが必要となる家電など大きな荷物は、業者に任せた方が賢明です。
それ以外の、簡単に片づけられる小さな荷物類を、時間の許す範囲で少しずつ片付けておくことをおススメします。
不用品の買取
前項で触れたように、遺品整理業者によっては、不要となった遺品を買取してくれる業者もあります。
遺品整理にかかる費用から、買取で発生した料金を差し引いてもらえることもあるため、結果的に費用を安く抑えることが可能です。
切手やお酒、着物や食器などが買取の対象となることが多く、状態の良しあしによっては、高く買い取ってもらえることもあります。
相見積もり
1社ではなく、複数の業者から見積もりを取ります。
複数社から見積もりを取ることにより、適正価格がわかるだけではなく、作業の内容やサービスの内容まで比較検討することが可能です。
とはいっても、あまり多くの業者から見積もりを取ると、今度はかえってわかりづらくなるため、3社程度から取ることをおススメします。
まとめ
故人の遺品整理は、肉体的にも精神的にも負担が大きく、経験した人にしかわからない辛さがあるものです。
大切な時間を費やしてしまうことを考えても、遺品整理業者などの業者に依頼するメリットは大きく、効率いい片付けを実現することができます。
かかる費用を少しでも抑えるためには、「自分でできることは自分でやっておく」ことが重要なポイントです。
故人を偲びながら少しでも片付けを進め、残りは信頼できる業者に一任することで、気持ちよく遺品整理を行うことができます。