雨漏りしているとわかった時に自分でできる応急処置方法4選

2021年5月27日

自分でできる雨漏りの応急処置の方法について知りたいのだけれど…

その疑問にお答えします!!

もしも雨の日に天井からポタポタと雫が落ちてきて雨漏りしている事実をその目で確認したら、できる限り早急に対処しなければいけません。

もしも雨漏りを放っておいてそのままにしておけば、住宅に小さくない悪影響が出ます。

そこで雨漏りしているとわかったらどう応急処置をすれば良いのか、自分でできる応急処置方法について4つ紹介します。

雨漏りによる室内への悪影響を防ぐための応急処置方法

雨漏りが怖いのは、放っておいてそのままにしておくと室内に悪影響を与えてしまうことです。

たとえば室内が水浸しになってしまったり、家電や家具などが水に濡れて使えなくなってしまうのは、是が非でも防がなければいけません。

雨漏りの被害を最小限におささえるために、それを防げる適切な応急処置をおこないましょう。

たとえ簡易的なものでも応急処置をするのとしないのとでは大違いですから、しっかり応急処置をして被害をそれ以上拡大させないことが最も大切です。

洗面器やバケツを置いて畳や床がびっしょり濡れないようにする

原始的な応急処置ですが、雨漏りによる悪影響をおさえるならまず洗面器やバケツを置いて室内がびっしょり濡れてしまうのを未然に防ぎましょう。

その際は洗面器やバケツを畳や床の上に直接置くのはなるべく控え、間に新聞紙や濡れても構わないタオルなどを挟むのが理想的です。

雨漏りの量にもよりますが、洗面器やバケツに水が溜まってくると落ちた衝撃でだんだんと周囲に飛び散るようになってきます。

そのあふれた分を防ぐ役割を、新聞紙やタオルなどが果たしてくれます。

それでも対応できない分の水滴は、雑巾などを使ってこまめに拭き取ります。

たとえ雨が下に落ちても水が完全にしみてしまう前に拭き取れば、畳や床が完全に濡れてしまうのを防げます。

なるべくたくさんの洗面器やバケツを用意して、畳や床が濡れないように自らきちんと防ぐことが重要です。

雨がどれだけ長く降り続くかはその日の天気次第でわかりませんが、できることなら雨漏りがしなくなるまでは継続して置いておくのがベターです。

水が溜まってきたらこまめに交換し、洗面器やバケツから水があふれ出てしまわないように気をつけましょう。

天井以外からの雨漏りはタオルや雑巾を使って水を吸い取らせる

たとえば窓の上部やサッシ付近に穴や損傷がみられて雨漏りしている場合の応急処置で有効的なのは、不要なタオルや雑巾を使って水をしっかり吸い取らせる方法です。

どのぐらいの量の雨漏りかによりますが、とりあえず吸わせてしまえば下への被害を最小限に食い止められます。

不要なタオルや雑巾をありったけ用意すれば、とりあえずしばらくの間は雨漏りを防げます。

ただ完全には吸い取れない可能性がありますので、その場合は下に大きめのゴミ袋などを敷いて少しでも濡れないようにするのがおすすめです。

大きめのゴミ袋なら、口を目一杯に広げることで雨漏りを漏らさずに中へと入れられます。

また窓に影響する雨漏りだったら、真っ先にカーテンを取り外したほうが良いです。

窓に近い部分にあるカーテンは、もしも雨漏りしていたら水浸しになってしまいかねません。

カーテンが水浸しになるのはもちろん防がなければいけませんので、雨漏りしているとわかった時点でまず最初に全部取り外してしまいましょう。

もしも簡単に取り外すのが難しい場合は、とりあえず雨漏りしている部分から離してしまうのも応急処置として効果的です。

びっしょり濡れてしまったあとではもう遅いから、カーテンが濡れないための応急処置を優先させるようにしましょう。

雨漏りを根本から防ぐための応急処置方法

上記で紹介した応急処置は、対処を前提とした応急処置方法です。

あくまで対処ですから、それだけでは根本的な解決にはなりません。

ただ雨が降り止むのを待つしかないので、できれば根本から防ぐ応急処置方法を実行する必要があります。

雨の降りが強かったり使える物が揃っていないと難しいですが、できそうな場合はぜひともチャレンジしてみましょう。

雨漏りの原因箇所を完全に修理するまでの時間稼ぎになります。

屋根の雨漏り箇所の上にシートをかぶせる

天井から雨漏りをしているということは、屋根の一部が破損している可能性が高いです。

もしも屋根の雨漏り箇所がはっきりとわかっているなら、その上にシートをかぶせれば雨漏りをシャットアウトして防げます。

ただどこが雨漏り箇所なのかを正確に見極めるのは、素人だと簡単にはできません。

ですから疑われる箇所に、できるだけ大きなシートをすっぽりと覆うようにかぶせてしまうのが理想的です。

かぶせるシートは、大型の販売店などで販売されているブルーシートが最も適切です。

ブルーシートなら丈夫で水はけが良いですから、屋根の雨漏り箇所にかぶせるのにピッタリなのは間違いありません。

ただしただ単にシートを置いただけでは、強い風が吹いた時にどこかへ吹き飛ばされてしまう可能性があります。

ですからシートが飛んでしまわないように、十分な重さがあるおもりを置くとシートが固定されやすいです。

たとえば災害対応用の土嚢などがあると使いやすいです。

この応急処置は危険ですから、暗くなっていたり風雨が強い時は安全を第一に考えて控えましょう。

無理におこなうのは事故のもとですから、そうした悪天候の場合は他の方法で対応したほうが安全です。

雨漏り箇所がわかっているなら防水性の高いテープを使ってふさぐ

雨漏り箇所が明らかでどこをふさげば雨漏りを防げるのかわかっている場合は、防水性の高い専用のテープでふさいでしまえばそれで雨漏りの応急処置が可能です。

普通のテープとは異なり、防水性の高い専用のテープなら水をポタポタと通しません。

まず雨漏り箇所を特定したら、その部分をテープがはれる状態にしないといけません。

テープがその効果を発揮し続けるには粘着力が命ですから、はる場所の周りが汚れていたり不純物があるのは好ましくありません。

ほこりや汚れなどは雑巾を使って拭き取ってしまい、テープの粘着力が長く持続するように準備を整えます。

そうして準備ができたら、雨漏りしている箇所をテープで慎重にふさいでいきます。

先に紹介したシートをかぶせる場合とは異なり、雨漏り箇所にピンポイントではるように心がけるのがコツです。

そうすることで雨漏りを効率的に防げますし、見た目にもテープをはっていることがほとんど目立たなくなります。

あくまで応急処置ですから長くそのままにはしておけませんが、本格的な修理をする前の対処として非常に有効的な方法です。

もしも防水性の高いテープを保管している場合やすぐに買える場合は、テープで対応しましょう。

まとめ

もしも雨漏りになってしまった時に自分でできる応急処置の方法を、主に4つほど紹介しました。

雨漏りになったら「いったいどうすればいいの」と困って焦ってしまいますが、まずは応急処置をおこなって雨漏りの被害を最小限に食い止めましょう。

室内で対応できる対処の応急処置もあれば、室外で対応できる応急処置もあります。

ただ室外での応急処置は少なからず危険がともないますので、少しでも無理だと感じた場合はその処置に絶対にこだわる必要はありません。

他の方法を選び、安全に対処することが最優先です。

また応急処置はあくまでその場しのぎの対処法ですから、雨漏りを根本的に防ぎたい場合は本格的な修理をしなければいけません。そのことを踏まえたうえで、雨漏りの被害を拡大させないために効率的な応急処置をおこないましょう。